デング熱の症状や治療法を教えて!
日本国内で感染した、デング熱に関するニュース報道されている毎
日です。
遠い海外でのデング熱発症は、耳にしたことはあっても、まさか日
本国内でデングウイルスによる感染者が出るとは、想像していなか
ったことと思います。
デング熱はウイルスにより感染が拡大すると思うと、非常に深刻で
危険な伝染病であると、つい想像してしまいます。
そこで、我々日本人には馴染みのない未知のウイルスとの遭遇を少
しでも回避するためには、感染経路がどのようになっていて、どの
ように対策したら良いのか、もしデング熱が発症した場合の治療方
法などについてまとめましたので、デング熱から身を守るための参
考にして頂ければ幸いです。
デング熱とは
現在、感染の拡大が続くデング熱とはどのような病気なのでしょうか。
デング熱とは、デングウィルスに感染した蚊に刺されることが原因
で生じる感染症であり、熱帯病のひとつです。
そのため、人から人へは感染しません。
20世紀初頭になってから、ウイルスが原因で伝染することが解明さ
れ、媒介する蚊が生息する100を超える国々において、現在では毎
年5千万人~1億人が感染する風土病です。
デング熱の主たる媒介蚊は、ヤブカに属する日本では生息していな
い「ネッタイシマカ」という蚊によるものですが、媒介能力のある
ヒトスジシマカが日本には生息しているので、この蚊による感染が
主となります。
日本におけるヒトスジシマカは、秋田県や岩手県までを生息域とし
ていましたが、徐々に生息範囲の北限を北に広げつつあります。
急性の熱性疾患であり、主な症状は、高熱・頭痛・筋肉痛・関節
痛・眼窩(がんか)痛・発疹などとなります。
症状は1週間ほでで治まり、後遺症もなく回復します。
ただ、ごくまれに重症型の「デング出血熱」があらわれる人もいま
す。
デング熱の感染症状
国内のデング熱の感染は、約70年ぶりということで最近テレビで、関連ニュースを見ない日はない「デング熱」ですが、デング熱自体
はアジア・中南米などで発症が多い病気です。
デング熱の症状としては、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉
痛、皮膚の発疹などがあります。
デング熱は、蚊(ヒトスジシマカ)を媒体とするウィルス疾患で、
人から人へ直接感染することはありません。
蚊に刺されてから、症状が出るまでの潜伏期間については、2日~1
5日といわれており、3日~7日までにたいていの場合であれば発症
しています。
デング熱の感染経路
今、感染の拡大が懸念されているデング熱の感染経路については、主に蚊の吸血によるものです。
デングウイルスの宿主である蚊にさされることで感染し、人から人
に感染することはありません。
また8割方は無症状で終息にむかいます。
しかし特効薬や予防ワクチンのないこのデング熱が発症してしまう
と、循環器内で出血がおこったり臓器障害が起きたり何より2回目以
降の感染では死に至ってしまうデング出血熱に発展する可能性もあ
るというとても怖い病気です。
蚊の生息する地域には出かけない、虫よけスプレーや蚊取り線香な
どで日頃から蚊を寄せ付けないようにするしか予防法がないという
事なのでテレビのニュースや新聞、ネットなどで情報収集に努め警
戒することがとても重要となります。
デング熱の治療方法
デング熱には予防接種や治療に有効なワクチンが無く、デングウィルスに感染した人は高熱などが出たりする事から、沈静させる為の
対症療法が現在の治療法となっています。
感染症状により治療法は異なりますが、主に経口補水療法や点滴静脈注
射、輸血などを行う場合があります。
ひどい高熱にうなされる形となっているケースでは、入院をして体
力の回復を待ったりする事が現在のデング熱に対する治療方法であ
り、これからも発症した人が増える事となれば、蚊を退治する事か
ら考える必要性があります。
こうしてデング熱の治療を行っている感染者が徐々に拡大している
昨今ですが、蚊の活動時期も秋から冬にかけては活動しなくなる為
に、これ以上の拡大は無いのかも知れません。
代々木公園も現在閉鎖されていて、感染者の拡大を防ぐ方向をしっ
かりと対策されています。
デング熱の症状の写真
デング熱の症状 大人の腕Chikungunya, el virus que encorva / PAHO/WHO
デング熱の症状 大人の背中
Chikungunya, el virus que encorva / PAHO/WHO
デング熱の症状 赤ちゃん(子供)の足
Chikungunya, el virus que encorva / PAHO/WHO
デング熱の予防対策
現在ニュースで取り上げられているデング熱についてですが、人間同士の感染は全く無いのですが、蚊を通して病気の方の血を吸った
蚊が違う人に刺すとその人も同じ病気となってしまいます。
これがデング熱であり、海外で発症している人は多いのですが、日
本では70年ぶりに感染者が確認されました。
代々木公園に行ってそのデングウィルスを持った蚊に刺された事で
病状を発症したことから、予防対策としては、長袖・長ズボンを着
用して、肌の露出を控えること、虫避けスプレーなどを利用し蚊に
刺されないことが予防方法となります。
このデングウィルスを持った蚊を撃退する事や秋になれば蚊の活動
も収まる事から感染者拡大は直ぐに収束に向かう事となりそうです。
実際に複数の蚊がデングウィルスを持っていることが確認されてい
るので、現在では代々木公園を閉鎖し、殺虫剤による駆除をするこ
とでしか感染の拡大を防ぐ有効な予防対策しかないのが現状です。
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