味覚障害は亜鉛不足が原因ですが薬の副作用は関係ありますか?

公開日: : 医学・美容・健康

最近、妻の作る食事がおいしくない、甘いものを食べているのに苦
く感じる、濃い味付けなのに全く味を感じないなど味覚に何らかの
異常を感じている方も多いのではないかと思います。

近年、様々な原因で舌の味覚を感じる機能に異常をもたらす「味覚
障害」を訴える方が多くなっています。

この事により、食べることへの楽しみが失われるだけでなく、精神
的ストレスの蓄積からうつ病にかかってしまうケースもあるので、
味覚に何らかの異常を感じた場合、速やかに専門医による適切な診
断と治療が必要になります。

そこで、食べ物の味や、食べ物がおいしくないなど今までの味覚に
何らかの違和感を感じている方のために、その原因や治療方法など
を分かりやすく説明しますので、味覚障害に不安を抱いている方の
参考になれば幸いです。

味覚障害になる原因や症状には何があるの?

味覚障害とは、味覚の感度が低下したり消失したりする状態のこと
で、甘味や酸味、塩味、苦味、旨味といった味覚が低下したり、何
を食べてもまったく味を感じないといった状態のことです。

具体的な症状としては

・薄味にしか感じ取れない
・全く味を感じない
・甘いお菓子などの甘みだけ感じない
・本来塩辛い味なのに苦味しか感じない
・何を食べても不味い
・薄味なのに濃い味付けに感じてしまう
・いつも口の中が渋く苦味を感じている

など様々な自覚症状を訴える人がいます。

味覚障害には、日常生活から考えられるいくつかの原因が存在する
のですが、加齢による味覚の減退もその原因のひとつとなります。
加齢とともに、味を感じる感覚器の機能が低下することによる味覚
障害が、年々増加傾向にあります。

年齢別でみると、60歳代から70歳代をピークに味覚障害を訴える人
が増加していて、65歳以上の方が味覚障害患者さんの約半数を占めて
いるのが現状です。

加齢以外に味覚障害になってしまう原因で最近増加傾向にあるもの
としては、様々な病気の際に処方されたり投与される薬剤による薬
剤性味覚障害があり、例えば高血圧や腎障害、ガンなどで通院の際
数多くの薬が処方され、それらを長期間服用することで起こってし
まうものです。

もし薬剤が原因で味覚に障害が起きてしまった場合は、医師と相談
し原因となっている薬の特定を急ぐとともに、服用の中止または副
作用のない薬剤に変更してもらうことが大切です。

また、毎日濃い味付けの食生活やタバコの吸い過ぎ、ストレスなど
も原因のひとつになりますが、味覚障害の最大の原因として亜鉛不
足によるものです。

亜鉛が不足すると味覚異常の他に、子供の場合では生育障害、大人
の場合はうつや皮膚病、男性の場合は精子減少などの疾病にかかり
やすくなります。

味覚障害の検査方法や治療方法

【検査方法】(厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル
薬物性味覚障害参照)

血液検査、ろ紙ディスク法、唾液分泌検査などが主です。

・血液検査:血液一般検査(貧血の有無)、微量元素(亜鉛、銅、
鉄)、ビタミンB12などの検査を行う。また、鑑別のために糖尿病、
肝機能、腎機能などの検査も行う。

・ろ紙ディスク法 (filter-paper disc method; FPD method):ろ
紙ディスク検査法は「甘味」、「酸味」、「苦味」、「塩味」の4
つの基本味を、具体的に蔗糖(甘味)、酒石酸(酸味)、塩酸キ
ニーネ(苦味)、食塩(塩味)を含んだ液を直径5 mmのろ紙ディス
クに含ませ、舌表面に置き、味を判定させる。

・唾液分泌検査:ガムテスト(正常値:10mL以上/10分)を行い、
口腔乾燥症の参考とする。

【治療方法】
①原因薬剤の中止・減量
②亜鉛剤の補給(味蕾の再生促進を期待して補給)
処方例) ポラプレジンク 1.0g/日 (保険適用外)
処方例) 硫酸亜鉛ZnSO4・7H2O(試薬。亜鉛量23mg)を3回/日、な

③口腔乾燥の治療・唾液流出の促進、口腔の湿潤を保ち、唾液分泌
を促進する。
処方例) 人工唾液
処方例) 麦門冬湯 9.0g/日 など
④口腔清掃とケア、
含嗽、衛生不良な不適合な義歯などの修理または再制作
薬剤性味覚障害の治療法としては、上記①、②の治療法の重要度が
高い。必要に応じて③、④を行う。さらに鉄剤、ビタミン剤、漢方
薬なども有効なことがある。なお、原疾患に注意しながら治療を行
う。


味覚障害を日常生活で出来る予防法について

食事から摂る亜鉛の量が不足すると、「味蕾(みらい)」と呼ばれ
る舌の表面にある味を感じる細胞の働きが低下します。味蕾の新陳
代謝が悪くなるために、味覚障害があらわれるというわけです。

ですから、食事から亜鉛を摂取することが効果的な予防法となりま
す。1日に必要とされる亜鉛の量は、約15mgといわれています。亜
鉛は、魚介類のカキをはじめ、ゴマ・卵黄・海藻・大豆・ブロコッ
リーなどに多く含まれています。

食品添加物の中には、亜鉛が身体に吸収されることを妨げるものが
存在します。亜鉛を多く含む食品を積極的に摂取することに加えて、
できるだけ食品添加物の少ない食事を心がけるようにすることが、
味覚障害の予防法となります。

また、摂取した亜鉛の働きを最大限発揮させる手助けとなるものが、
ビタミンやミネラル、タンパク質となりますので日頃からこれらの
成分をバランスよく摂ることも重要です。

もし味覚障害かな?と思ったら何科の病院に行けばいいの?

もしあなたが味覚障害かな?と感じた場合は、速やかに口腔外科や
耳鼻咽喉科に行って適切な診断と治療を行いましょう。

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