花粉症の症状を和らげる良い方法ってあるのか
花粉症は別名「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。
花粉症は大人だけがかかる病気ではなく、近年では子どもの
発症が増加傾向にあり、一度発症すると自然治癒することが
難しいとされていて、早めの予防や治療が必要とされています。
花粉症の発生メカニズムは、主に樹木の花粉が、目や鼻の粘膜に
付着することが原因でアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻水、
目のかゆみなどの症状を伴うことが多く、これらが元で、
頭痛や睡眠不足によるストレスなど日常生活に支障を
きたす事も多々あります。
この花粉症の予防や改善の対策には、まずアレルギーの
原因を知る事が大切です。
このページの目次
アレルギー原因の花粉はこんなにある
花粉の種類や飛散が活発になる時期は地域によって様々ですが、主に九州から東北にかけ広く分布している「スギ」や「ヒノキ」の
花粉が一般的で、1月~3月にかけ発症のピークを迎えます。
北海道にはスギがないため、スギ花粉症ではなく、
シラカンバ(白樺)による症状が殆どです。
ところで、花粉症の代表例はスギ花粉によるものですが、
日本ではこれ以外にも一年を通して様々な種類の花粉が飛散し
アレルギーが発症する事があります。
・オオバヤシャブシ
・コナラ
・クリ
・オリーブ
・ハンノキ
などがあり、他にはイネ科、キク科に属する花粉でも
アレルギー反応が引き起こされます。
花粉症と同じ症状を引き起こす果物
この他には、「口腔アレルギー症候群」という果物を食べた時に発症するアレルギーがあります。
さくらんぼ、キウイ、リンゴ、桃、柿などは
「カバノキ科」の花粉構造が、これらの果物のタンパク質構造と
極めて似ているために発症する事が分かっています。
心当たりのある方は、これらの果物には要注意です。
では、つらい花粉症を防ぐための予防方法に、
どのようなものがあるでしょう。
花粉症対策は吸わない・浴びないが基本
【日常生活での予防策】スギ花粉などを大量に浴びたり吸い込んだりしないことが
もっとも重要です。
大量の花粉が目や鼻、喉の粘膜などに付着することで、
体内で生成される抗体がこれらの物質に過剰反応することで
花粉症によるアレルギーを引き起こしてしまいます。
天気予報が発表される際に、最近では「花粉の飛散状況」も
一緒に報道されることが多いので、これらの情報を参考にして
予防します。
簡単にできる事としては、外出時は「マスク」を着用し、
花粉の侵入を防ぐタイプの「メガネ」を装着します。
マスクは、pm2.5対策用でも使われている評判のよいマスクを
選ぶと良いでしょう。販売されているマスクの中には、
およそ95%も花粉の侵入が抑えられるタイプもあります。
他には帰宅の際の、うがいや洗眼も予防に更なる効果を発揮します。
併せて、衣服や体に付着した花粉を家の中に持ち込まないように心がけます。
掃除や窓を開けて換気を行いましょう。
また、常日頃より規則正しい生活を送り免疫力を高めることも必要です。
もし花粉症にかかってしまったら
【花粉症が発症してしまったら】速やかに、病院で診察を受けましょう。
花粉症は初期症状から治療を受けることで、重症化せず治療期間の短縮に
つながります。
その際、何科に受診したら良いかは症状にもよりますが、
耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、内科、子どもであれば小児科で
診察を受けます。
よく、風邪と症状が似ているため判断の遅れが、症状の悪化を
助長するので目や鼻に違和感を感じたら速やかに受診しましょう。
病院で診察を受け、医師の処方による点眼薬や点鼻薬、経口薬を
正しく使用することが花粉症の症状緩和、改善に最も有効な手段ですが、
処方薬剤の使用以外に身の回りで売られている日用品や食品などで、
これらの症状緩和の手助けをしてくれるアイテムを利用するのも
良いかと思います。
これには、即効性や効果についての感じ方は個人差がありますので
断言することは出来ません。
一度かかってしまうと完全に治癒することが難しい花粉症では、
毎年のこととはいえ、その時期を迎えると憂鬱になりがちです。
しかし、花粉症による様々な諸症状を精神的な面も含めて楽になることが
出来れば、日々の生活にとってプラス要因と捉えることが出来るのでは
ないでしょうか。
そのいくつかを下記にまとめてみました。
花粉症に良いとされている食品
【乳酸菌】ヨーグルトなどに代表される乳酸菌は、食品なので子どもや
高齢者のかたでも副作用なく安心して摂取できます。
その中でも、某乳業メーカーが保有していた「乳酸菌KW3110株」を
その後大手飲料メーカーの研究によって、抗アレルギー効果のある
乳酸菌であることが発見され後に、乳酸菌飲料メーカーより
乳酸菌サプリが販売されています。
この他にも、「ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株」や
「ラクトバチルス・アシドフィルスL-55株」も抗アレルギー乳酸菌であり
商品化され既に販売されています。
これまでにも、乳酸菌の潜在的な人への健康に対しての有用性が確認された
新しい物質が発見されていますので、今後の研究に期待です。
花粉症に良いとされているアイテム
【アロマテラピー】リラックス効果やストレス解消が期待できます。精油成分を
自身の症状に合わせて使用することで、免疫力を高めたり
血行促進を助ける作用により、花粉症の症状を
和らげる働きに効果があるとされています。
花粉症と同じ症状を引き起こしやすい食べ物
また、花粉症に良いとされる食品も数多く紹介されていますが、ここではその逆の花粉症に悪いとされている食べ物を
ピックアップしてみました。
日常摂取する食品、食材の中に、ヒスタミンやセロトニンを
含み花粉症と同じアレルギー症状が発症しやすい
食べ物には注意が必要です。
■ヒスタミンを含む
・とまと
・なす
・ほうれん草
・たけのこ
■セロトニンを含む
・キウイ
・バナナ
・パイナップル
■免疫力低下
・ケーキやアイスなどの甘い食べ物
・ファーストフード
・インスタント食品
■その他
・アルコール
・油分の多いもの
・高カロリーの食品
・唐辛子などの刺激物
・体を冷やす食べ物
以上が、花粉症やアレルギーを悪化させる食べ物です。
個人差もありますが、食べる際は十分に注意して下さい。
本来は健康増進や体力づくりに必要不可欠な食品も含まれています。
他の食品に置き換えて、栄養のバランスを崩さない事に心がけ、
もし不足するものがあるようでしたら、サプリメントなどで補うことも
視野にいれると良いでしょう。
花粉症対策の第一歩は、花粉を大量に浴びない事に
心がけた生活を送ることがとても大切です。
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