黒部ダムで大迫力の観光放水が観られるのはいつからいつまで？

北陸新幹線の開業により密かに注目されている観光スポットのひと
つの黒部ダム。186mもの堤高（ダムの高さ）はなんと日本一を誇り
ます。

黒部ダムの観光放水を観に行こうと思う方に、歴史や服装、アクセ
スなどと共に魅力満載な黒部ダムのおすすめ情報をお届けします。

黒部ダムとは？

黒部ダムは、戦後の電力不足を解消するために1956年に建設がはじ
まり、1963年に完成しました。

黒部川では、黒部ダムと他4つのダムでの合計発電量は約31億kWhで、
なんと一般家庭で約100万戸が1年間に使用する電力量にあたりま
す。黒部ダムは、ダム水路式という形式で発電を行っています。

ダム水路式とは、ダムで貯めた水を水路で下流まで導き、落差により発電
する方法です。

黒部ダム建設当時、突然大量の冷水が噴出し多くの死者が出るという
大変痛ましい事故が起き、私たちの想像絶する程の難工事だったと言われて
います。

ちなみに、次に紹介する観光放水は、観光と景観維持を目的に行っ
ている放水なので、発電はしていません。

観光放水の時期やどんな服装が良いか

黒部ダムでは、毎年6月下旬から10月中旬の間、観光放水が行われ
ています。

2015年は、6月26日（金）から 10月15日（木）までです。

天候により放水を中止することもありますが、基本的には毎日朝か
ら夕方まで放水を見ることができます。

この観光放水では、110mの高さから毎秒10トン以上の水が放水され
ていて、天気がいい午前中にはきれいな虹がかかることでも有名で
す。

また、この放水の勢いで川底が削れてしまうことを防ぐために霧状
にして放水しています。

この観光放水の他にも、トレッキングコースなどの散策できるコー
スが何通りかあり、ダムを丸ごと楽しむことができます。しかし観
光地と言えど標高が高く自然豊かな黒部ダム、服装には注意が必要
です。

まず、意外と冷えるのでウインドブレーカーなどの体温調節のでき
る上着類は必要です。また、トレッキングコースを歩く方はヒール
は避けて歩きやすいスニーカーなどが基本です。

それから、山の天気は変わりやすいので、合羽や折り畳み傘などの
雨具もあったほうが安心ですね。あとは日焼け止めや虫除けなどを
忘れずに！

黒部ダムは日本人の誇りですが、その裏には多くの人が犠牲に・・

黒部ダムまでのアクセスは？

電車で黒沢ダムへ向かう場合、長野駅か信濃大町駅が最寄り駅です。

長野駅より向かう場合、そこから特急バスに乗り換え扇沢へ行き、
次に関電トンネルトロリーバスにて黒部ダムへ行きます。

信濃大町駅より向かう場合も、路線バスへ乗り換え扇沢へ行き、関
電トンネルトロリーバスを利用します。

車で黒沢ダムに向かう場合は、扇沢駐車場に車を停め、そこから関
電トンネルトロリーバスを利用します。

扇沢までは、安雲野I.Cで高速道路を降り、北アルプスパノラマ
ロード、大町アルペンラインを通る経路がお勧めです。また、長野
I.Cより高速道路を降り、県道長野大町線、大町アルペンラインに
て扇沢まで向かう経路もあります。

交通のアクセスは多少不便なように感じますが、北陸新幹線が開業
しましたので、より便利になりました。ぜひ長野駅まで北陸新幹線
で行き黒部ダムへ訪れてみてください！

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