おせち料理 中身の意味や由来とは?歴史のまとめ
お正月に食べる料理の代表としておせち料理があります。
エビや数の子などの高価な食べ物や昆布巻き(こぶまき)や佃煮
(つくだに)、さといも、しいたけ、たけのこ、こんにゃくをおい
しく味付けしたうま煮など手間をかけたごちそうが、重箱(じゅう
ばこ)の中一杯にうめつくされていますよね。
でもお正月には、なぜあんなに多くの料理を食べなければいけない
のでしょう。
それからなぜ「おせち料理」と呼ぶのでしょうね。
おせち料理の中身一つ一つには、何か特別な意味や由来があるの?
おせち料理にはどんな歴史があるの?
など、疑問に思うことがたくさんあると思います。
そこで、おせち料理に隠された意外なひみつや歴史を分かりやすく
説明しますので、小中学生の皆さんで冬休みに学校から出された自
由研究のテーマを何にしたら良いか迷っている人がいたら是非活用
して頂けると幸いです。
おせちと呼ぶ意味は?
おせちの言葉の意味について説明します。昔、中国の季節の変わり目を表す暦(こよみ)では、一年の間に節
句(せっく)は五回とされていました。
節句とは季節の節目(ふしめ)を指す言葉です。
その中で最も早くやってくるのが正月であり、一年の最初の節句と
して敬(うやま)われています。
そしてこの節目を祝う行事に御節供(おせちく・おせつく)と呼ば
れる料理を食べていたことから、現在までの間に言葉が変化してい
き御節(おせち)と呼ばれるようになったと言われています。
おせち料理の歴史 いつ頃から食べてたの?
昔、中国から伝わってきた季節の変わり目を5つに区切る「五節句」というお祝いごとがありました。
そして、今から1200年以上前の奈良時代頃より行われていた節句の
ためのお祝い行事を節会(せちえ)と呼び、この時、特別に作られ
た御節供と呼ばれる料理を天皇(てんのう)のいる宮廷(きゅうて
い)にて行われていた宮中行事の時に食べていました。
このことが江戸時代になってから一般庶民(いっぱんしょみん)の
生活にも、この宮中行事と同じやり方が取り入れられ、今現在のよ
うなおせち料理の原型が形作られました。
また、現在のようなおせち料理をお正月に食べる習慣として定着さ
せたのは、第二次世界大戦の終戦以降になって日本が活気を取りも
どしたころ、あるデパートが今のような重箱に入った料理を「おせ
ち料理」と名付けて売ったことがきっかけと言われています。
おせち料理で作る中身の意味・由来
御節のめでたさを祝うための料理ですから、重箱の中身の一品一品には由来や意味があります。
そこで中身の意味を簡単に説明していきます。
まずは紅白のかまぼこです。
かまぼこは半円状をしていて、その形が初日の出に似ています。
それを紅白にすることで、めでたさを強調しているのです。
次に数の子です。数の子はニシンの卵です。
ニシンは、二親という漢字で表記されることもあり、二人の親、つ
まり夫婦を意味する言葉につながります。
そのためニシンの卵を食べると、夫婦円満により子宝に恵まれやす
くなると言われています。
さらに数の子という名称も、子沢山を連想させます。
そのため、子孫繁栄(しそんはんえい)を願って食べられるわけで
す。
そして栗きんとんです。
栗とさつまいもとで作られているのですが、どちらも黄金色(こが
ねいろ)の食材です。
そのため食べることで、金運がアップすると言われています。
昆布巻きは喜ぶという語呂(ごろ)合わせ、鯛はめでたいという語
呂合わせ、黒豆はまめに働くという語呂合わせにより、それぞれ縁
起(えんぎ)が良い食品とされています。
この他にも数多くのおせち料理の種類があり、中身にはそれぞれに
きちんとした由来があります。
おせち料理はいつまでに食べるの?
おせち料理は、自分の住んでいる地域でとれた魚を乾燥したり、様々な種類の野菜を煮たり、あるいは酢(す)の殺菌作用を利用し
た酢の物にしたりと、冷蔵庫のない時代を暮らした昔の人の知恵が
ふんだんに取り入れられた保存食でもあります。
節句の一つであるお正月には、一番最初に訪れる年神様(としがみ
さま)が来ると信じられていました。
また、この年神様がいらっしゃるお正月の三が日は、台所に入った
り、火を使っての煮炊きは神様にとって失礼に当たるとされていま
した。
そこで保存が出来て、いつでもすぐに食べられるおせち料理を年神
様にお供えした後、三が日(元旦から3日まで)の間までに食べる
という風習が一般的となっていきました。
また、おせち料理には年末の31日までに家族が三が日分、食べる量
を先に作り置きして、毎日の家事で忙しいお母さんやおばあちゃん
など女性の体を休ませてあげるという意味も込められています。
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