さっぽろ雪まつりの服装選びで防寒対策
冬の雪国での人々の過ごし方は、「ゆきだるま」や「かまくら作り」、
スキーやスノーボードをして過ごしていると言うような印象とは裏腹に、
最近では、雪が降るたびに玄関前をスコップでの雪かき、屋根の雪下ろし風景、
雪の影響による交通の乱れなど、北国の悲惨な暮らしぶりのほうが
ニュース報道などでクローズアップされているように感じる今日このごろです。
しかし、雪が多く降る地方ではこの時期に、「雪まつり」といったイベントが盛んに
行われ、元々地元住民のためであったお祭りが現在では、日本のみならず海外からの
観光客が訪れるほどに知れ渡り、雪国各地では冬ならではの催し物が盛んに
行われているのが現状です。
このページの目次
さっぽろ雪まつりの歴史と概要
その冬の祭典で最大規模と古い歴史を誇るのが、北海道の「さっぽろ雪まつり」です。
1950年(昭和25年)、地元の中高生が6基の雪像を作り
展示したことがきっかけとなり、開催当初は、地元住民が中心で
5万人程度の規模でしたが、ここ最近では 海外の旅行客も含め、
開催期間7日間で230万人を超える冬の最大イベントにまで発展しました。
![IMG_3410](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/IMG_3410-300x225.jpg)
北海道特有の真っ白なパウダースノーを使い、大小併せて約220基もの
雪像や氷像が展示され子供にも大人気の特設滑り台があり、
はしゃぐ声が会場の隅々まで聞こえてきます。
さっぽろ雪まつりの開催期間中は、ホテルなどの宿泊施設もほぼ満室で、
JR札幌駅周辺や雪まつり会場となる「大通公園」に近いホテルが特に人気があり、
早い時期の予約が必要になるほどの盛況振りです。
また、さっぽろ雪まつりの会場は3ヶ所に分かれていて、
それぞれの会場で素晴らしい作品の展示や各種イベントが行われています。
さっぽろ雪まつり会場
大通会場
![sm_02497](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/sm_02497-300x199.jpg)
札幌のシンボル、テレビ塔のある1丁目が大通公園の起点となります。
13丁目まで規則正しくマス目に区切られていて、大迫力の大雪像や
一般参加で作られたユニークな雪像のほとんどを見ることが出来ます。
![IMG_3440](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/IMG_3440-300x225.jpg)
![sm_02504](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/sm_02504-300x199.jpg)
北海道や海外の美味しいグルメやおみやげ品売り場も豊富で、
大変賑わっています。
すすきの会場
![IMG_3402](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/IMG_3402-300x225.jpg)
氷の彫刻の数々を見学することができます。制作に時間と手間を
かけたことが伺える見事な作品に思わずため息がでてしまうほどです。
大通公園から徒歩で5~10分の距離ですが、雪が降り寒い時などは、
さっぽろ地下街「ポールタウン」を歩くことで、快適に行くことができます。
向かう途中に老舗商店が立ち並ぶ「狸小路商店街」があり、多くの観光客や
買い物をする人が多く訪れます。
つどーむ会場
![sm_01553](http://kininaruwadai1.com/test/wp-content/uploads/2014/01/sm_01553-300x225.jpg)
子どもには大変嬉しい会場が「つどーむ会場」です。
広々した場所に大きな滑り台があり、スノーラフティングも楽しめ、
つどーむ施設屋内では、休憩や食事、ファミリー広場で思い切り
遊ぶことが出来ます。
つどーむには一般車両の駐車場がないので、シャトルバスで行くのが便利です。
さっぽろ雪まつり会場周辺MAP
さっぽろ雪まつり開催時期の寒さと路面状況
さっぽろ雪まつりは、毎年2月の上旬より開催されます。この時期の北海道は大変寒く、アイスバーンのツルツル路面なので滑って転倒する事がよくあります。
日中の最高気温でさえ氷点下の日が多い時期ですから、暖かい服装でなければ
雪まつりの楽しさも半減してしまいます。
さっぽろ雪まつりで暖かい服装の選び方のポイント
頭部であれば耳、体は首元や手、脚部は足が特に冷たくなりやすいため、服装の素材も保温性の高いもので機能性重視で選ぶと良いでしょう。
雪まつり見物においてファッションへのこだわりは二の次です。
特に、小さな子どもの服装選びは重要です。寒さで風邪をひいてしまっては、
楽しいはずの雪まつりの思い出も台無しになってしまいます。
頭部・顔
■大人、子ども毛糸・ニットの帽子(耳まで隠れるタイプ)がオススメですが、
特に女性の方であれば耳あてとかイヤーマフラー(イヤマフ)は
ファッショナブルで定番。
ラビットファータイプが人気で、かわいいタイプが沢山売られています。
また、気温の低い日などは鼻で息をすると、鼻毛も凍りつくことがありますので、
大きめのマスクをすると暖かいですし、インフルエンザ対策にもなり一石二鳥です。
首
■大人首元や袖からの寒さや雪の侵入を防ぎましょう。短めのマフラーで十分対応できます。
■子ども
マフラーも良いですが、動きが活発な子どもには、ヒートタイプの
ネックウォーマーが暖かく便利です。
手
■大人指先も冷たくなりますので、手袋は必需品です。最近はスマートフォンが
操作できるタイプもありますから必要に応じて選びましょう。
手袋なしでポケットに手を入れて歩くと、滑って転倒した時に頭部を強打したりの
大怪我になる可能性が高くなりますので気をつけましょう。
■子ども
小さな子どもさんを連れての雪まつりであれば、親指だけの
スノーグローブタイプを選び、中は薄手の手袋をはめると外側が濡れても
中身を変えてあげればいいので便利です。
子どもは、滑り台遊びや雪を触ったりして濡れやすいので、
薄手の手袋(安いもので十分)を何枚か用意すると安心です。
体・アウター
■大人アウターは、フード付きダウンジャケットがベストですが厚手の
モッズコートもOKです。
女性は、丈の長いファーフード付きダウンコートがオススメですよ。
雪で濡れやすいので防水タイプを選び、そうでないものは防水スプレーで
撥水対策をしましょう。
■子ども
幼児から小学校の低学年まででしたら、つなぎタイプのスノーウェアが便利です。
特に滑り台での雪遊びの時は安心ですね。
但し、トイレの時は若干面倒かもしれませんが・・
高学年になってくるとセパレートのスノーウェアでも大丈夫ですね。
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体・トップス
■大人ニット、セーターなどは編み目の細かいものが、寒さを防ぐのに適しています。
厚手より薄めのタイプのほうが動きやすく疲れません。
寒いようであれば重ね着して調節すると良いでしょう。
■子ども
大人と同じ、もしくはトレーナーなどがベストです。
子どもは、汗をかくことを想定して予備の用意もお忘れなく。
寒い場合は、長袖のTシャツなどを重ね着して調節するのが良いと思います。
体・インナー
■大人、子ども各メーカーより、暖かい下着の定番「ヒートタイプ」で決まりです。
子どもには、汗対策で汗拭きタオルや予備の下着を持参しましょう。
脚部・パンツ、ボトムス
■大人、子どもさっぽろ雪まつりを見るには、足元からの冷えが大敵です。
コーデュロイ、ジーンズ、暖パンなど温かい素材のものを選ぶのがベスト。
女性は、裏地・裏起毛・裏フリースの付いたヒートパンツ、レギンスパンツなど
お気に入りのものを選べばOKです。
これらの下には、ヒートタイプのタイツを履けば暖かさが倍増します。
足・靴、靴下
■大人、子どもスノトレ、ムートン、防寒など、どれも暖かいキーワードですが
靴選びのポイントは、ローヒールでハイカットなものが安心です。
靴底は滑りにくいギザギザしたパターンのものを選びましょう。
この際、防水対策を忘れずに。
靴下はヒートタイプの長いソックスを選ぶとOKです。
札幌市内の路面は、この時期アイスバーンで非常によく滑ります。
ファッションにこだわり過ぎて、転倒し大怪我することも
珍しくありません。
その他・持ち物
■大人、子どもかばん、バッグは、背負うタイプをメインにすると行動が楽で安全です。
小さな子どもの手を引いて歩く際も、両手が使え、転倒しそうなときも
対応できます。
滑りやすい靴には、簡単に装着できる滑り止めが、コンビニなどでも
購入できます。必要に応じて使いましょう。
その他、使い捨てカイロも大活躍します。
また、暖かい所に入ると、大量に鼻水も出ますので
ポケットティッシュを多めに持参すると良いですよ。
以上が服装選びのポイントになります。厚着をするのではなく
暖かい素材を選び、1枚程度の脱ぎ着で寒さ対策が出来るように
工夫することが大切です。
さっぽろ雪まつりは会場がとても広く、開催期間中の混雑も予想されますので
見たい雪像に辿り着くにも、時間がかかります。
体の冷えでトイレも近くなりますので、休憩所を利用しながら楽しい
雪まつり観光になるよう準備をしましょう。
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