前厄は何歳から?厄払いの時期はいつまでがいいの?
厄払い(厄祓い)とか厄除け、厄落としと呼ばれる神社やお寺で行
われるお祓いは、何歳になったら行けばよいかなかなか一度で全て
を覚えるのは大変なのではないでしょうか?
厄払いを生まれて初めて迎える方ならいざ知らず、過去に行った事
のある方でも、次の厄年はいつなのか忘れてしまい、気がついたら
前厄のお祓いを受けていなかったなど分かりづらい事も多いと思い
ます。
この厄払いで、大変分かりづらい事として挙げられるのが、厄年を
「数え年」という古くからある年齢の数え方があると思います。
この数え年は、伝統行事である七五三や亡くなった方の年齢(享
年・行年)、法事などに今現在でも使われている数え方で、ここを
しっかりと理解できれば自分の厄年忘れることがなくなると思いま
す。
そこで
・前厄は何歳になったら行くの?
・厄払いはいつ頃までに済ませるのがいいの?
・数え年の数え方は?
などの疑問について説明しますので参考に是非お読み下さい。
厄払いに行くのはなぜ?いつまでに行くの?
厄払いには、前厄と後厄、本厄などがあることを既に知っている方も多いと思います。
この厄払いは、人生の「節目」と言われる年齢(厄年)に差し掛かる時期に
降りかかるとされる災いを、神社などでお祓いしてもらうという厄
除け儀式の一つで、平安時代頃から始まった風習です。
なお、その年齢については男女で同じという事はなく、男女で厄年
の年齢に違いがあるので、その時期に関してはあらかじめ知ってお
くことが大切です。
後になってから慌てて「厄払いに行かなければ」と焦ることがない
ようにしておくのが良いと思います。
厄払いの時期そのものは地方により変化がありますが、大体の場合
において、年明けから節分の間の時期に行われているところが多く
なっています。
しかし、その一方でいつ行うのが良いという決まりがないという場
合もあり、誕生日前の1か月間に行うのが決まりとしている所もあ
るので、厄払いを行う時期に関しては各地域などでの慣習に添って
行っている人が多いようです。
子供の場合にも厄払いは存在しますが、初宮参りや七五三などでお
参りを行う事で厄払いを行うことができているので、その場合には
厄に関しての心配がないと考えて良いと言えます。
厄払いは何歳から?数え年の意味は?
「私は何歳になったら厄払いに行かなければならないの?」と分からない方のために、年齢の数え方と厄年について説明します。
厄払いは、前厄、本厄、後厄と三年続けてお祓いに行くのが一般的
ですので、まずは前厄のお祓い時期を知っておくことで残りの厄払
いも忘れることなく行くことができます。
そこで、厄年に大切なのが数え年で、満年齢に1歳を加えるという
考え方です。
この世に生を受けた瞬間に1歳として数え、誕生日ではなくお正月
を迎えると1歳年をとると言う考え方があり、厄年はこの数え年に
よって決まります。
男性の本厄は、数え年で25歳、42歳、61歳。
女性の本厄は、数え年で19歳、33歳、37歳。
となりますから、その前後を前厄、後厄といい厄年を迎えたことに
なります。
※お正月(1月1日)を基準に考えた場合、その年の誕生日を迎えて
いなければ満年齢に2歳を加え、すでに迎えている場合は1歳を加え
ます。
前厄・本厄・後厄の一覧
■男性の厄年(前厄・本厄・後厄)2015年(平成27年)の場合は・前厄は1992年(平成4年生まれ)、1975年(昭和50年生まれ)、
1956年(昭和31年生まれ)。
・本厄は1991年(平成3年生まれ)、1974年(昭和49年生まれ)、
1955年(昭和30年生まれ)。
・後厄は1990年(平成2年生まれ)、1973年(昭和48年生まれ)、
1954年(昭和29年生まれ)。
■女性の厄年(前厄・本厄・後厄)2015年(平成27年)の場合は
・前厄は1998年(平成10年生まれ)、1984年(昭和59年生まれ)、
1980年(昭和55年生まれ)。
・本厄は1997年(平成9年生まれ)、1983年(昭和58年生まれ)、
1979年(昭和54年生まれ)。
・後厄は1996年(平成8年生まれ)、1982年(昭和57年生まれ)、
1978年(昭和53年生まれ)。
以上のようになります。これ以降は西暦が1年進めば全ての数字が1
年加わるので、ご自分の厄年を計算するのに利用できます。
ちなみに、厄払いを行う時には、厄除けに有名な神社などが存在す
るので、そうした所でのお祓い受けるのがより良いと言われていま
す。
全国各地に有名な神社などが多く存在している為、実際にお祓いを
行う場合には、そのような神社がどこにあるのかといった情報を適
切に判断した上でお祓いに行くように準備しておくと無難です。
更に、厄年の人には長い物やうろこ状の物を贈ると良いとも言われ
ているので、普段から身につけられる長い物やうろこ状の製品をプ
レゼントし、効力を高めるようにすると良いともされています。
神社などでお祓いをして貰った後には、お礼としてお参りに行くの
が通常とも言われています。
おすすめ関連記事:靖国神社への行き方と参拝の作法
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